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早期退職募集

 今朝の日経新聞に早期退職募集が昨年を超えたとの記事がありました。 私も早期退職組なので、他人ごとではありませんので、記事を読んでみると、資生堂で1500人、ソニーで900人など、24年にはいって大手企業による早期退職の募集が続いているようです。 今回の早期退職の特徴は、そのほとんどの企業が黒字であること、また年齢制限を設けない早期退職制度の見受けられるということです。 人口減による日本マーケットの縮小に伴い、国内での売り上げ比率の高い企業は、この流れはしばらく続くのではと思いますが、若年層まで早期退職の適用範囲が広がるのは少し驚きました。 

 一般的には、こういう募集をすると優秀な人が手を上げてしまい、一定数の人材流出は避けられないものですが、若年層だどそれが加速して、転職のよいきっかけとなってしまうのでは心配してしまいますが、そこまでしてでも人員整理をしたいという企業の懐事情はなかなか、大変なのではと推測せざるを得ません。 まあ、企業の論理はおいておいて、実際に転職活動をする人はそれはそれで、大変なことだと思います。

 早期退職と必ずセットになるのが、セカンドキャリア、サードキャリアと次をどうするかということになると思います。 現状は転職市場はそれほど悪くありませんが、そもそも、早期退職制度を実施する”業界”は人余りになっているということですから、その業界で転職先を探すのは難しいと考えられます。 ということは、今までの職種で積み上げたものがそのまま生かせる転職は難しいということになるので、重要なのは他の職種、他の業界で通用するものをどれだけ持っているかということになります。 ここが次の転職の勝負どころというわけです。 

 そんな、他でも通用する何かなんて持ち合わせていないという人も多いですが、実は社会人でそれなりに勤めあげてきた人は、誰でも他で通用するスキルや能力を持っているものです。 しかし、なかなかそれに自分で気づけないでいる人も多いものです。 自分では当たり前にやっていることは、自分で評価できないからです。 ですから、次のキャリアチェンジを成功させたいと思っている人は、是非キャリアコンサルなどを活用して、第三者の目で自身の棚卸をしていただくことをお勧めします。 もちろん、弊社ではキャリアだけでなく、不動産プラン、マネープランも同時に考慮して、一緒にセカンドプランを考えていけますので、是非ご活用ください。